東京精密は新値追い、半導体製造装置好調で１８年３月期業績予想と配当計画を増額修正

　東京精密<7729.T>に買いが先行し、新値追いの展開となっている。同社は１４日取引終了後に、１８年３月期通期の連結業績予想と配当計画を修正。営業利益見通しを従来の１４０億円から１６０億円（前期比１７．１％増）に引き上げたほか、中間配と期末配をそれぞれ５円増額し年間配当を８２円（従来計画は７２円）とする方針を示した。

　売上高予想も７９０億円から８５０億円（同９．３％増）に増額修正。スマートフォンの高機能化・大容量化やクラウドコンピューティングの普及に伴うストレージ需要の拡大、産業機械や自動車搭載向けのパワー半導体やＭＣＵの需要拡大などを背景に、足もとの半導体製造装置部門が好調なことが業績を押し上げるとしている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）