オーバルが大幅高、材料株物色の中軸に

　オーバル<7727.T>が大幅高、売買代金も一気に膨らませ、材料株物色の新たな中軸銘柄として存在感を浮き彫りとしている。原油市況上昇に加え、米国のシェール革命も背景に液化天然ガス（ＬＮＧ）需要が国際的に高まりをみせている。米国では、日本を含む自由貿易協定（ＦＴＡ）の非締結国向けでも複数のＬＮＧプロジェクトで輸出承認され、プラント建設が一段と熱を帯びており、日本でも関連銘柄へのマークが強まっている。同社は流体センサー最大手で、とりわけ世界的な設備拡充の動きを背景としてＬＮＧ計測用センサーの成長が見込まれる状況にある。５月８日付で東証１部へ市場変更しており、これを契機にＴＯＰＩＸ連動型ファンドの買いが入っていることも、流通株式の乏しさと相まって株価の後押し材料となっている。

オーバルの株価は１４時１２分現在３１８円（△４２円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）