愛時計、前期経常を一転22％増益に上方修正・5期ぶり最高益更新へ

　愛知時計電機 <7723> [東証Ｐ] が4月24日後場(14:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の37.3億円→46.4億円(前の期は38.1億円)に24.4％上方修正し、一転して21.7％増益を見込み、一気に5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の22.5億円→31.6億円(前年同期は23.3億円)に40.4％増額し、一転して35.4％増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年３月期の連結業績予想につきましては、売上面ではガス関連機器分野において、家庭用プロパンガスメーターの需要サイクルが下降期に入ることで減収を見込んでおりましたが、拡販を推し進めた結果、落ち込みが限定的となりました。また、電子部品等の調達難についても一部に改善の兆しがあったことから、水道関連機器分野においても海外市場の需要増に応えるなど、計画を上回る予定です。利益面でも増収効果に加えて生産性向上と経費削減に努めた結果、各利益ともに計画を上回る予定です。※当社は、2022年２月１日付で普通株式１株につき３株の割合で株式分割を行っております。これに伴い、2022年３月期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、「１株当たり当期純利益」を算定しております。※上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。