東京計器が後場急伸、販管費削減寄与し９月中間期業績予想を上方修正

　東京計器<7721.T>が後場急伸し、一時、前週末比１９円（７．６％）高の２７０円をつける場面があった。午後２時ごろ、第２四半期累計（４～９月）連結業績見通しについて、売上高を従来予想の２１３億円から２１１億円（前年同期比１２．０％増）へ下方修正した一方、営業利益を同３億１０００万円から４億６０００万円（同１４．６％減）へ、純利益を同１億７０００万円から２億９０００万円（同２８．０％減）へ上方修正しており、これを好感した買いが入っている。販管費の節減や第３四半期以降への繰り延べなどが寄与するという。なお、１６年３月期通期業績予想は売上高４６２億円（前期比６．５％増）、営業利益２７億４０００万円（同６．５％減）、純利益１８億５０００万円（同２０．０％減）の従来予想を据え置いている。
　あわせて発表した第１四半期の連結決算は売上高９０億４００万円（前年同期比８．１％増）、営業利益１億５６００万円（前年同期１億円の赤字）、純利益４２００万円（同１億３５００万円の赤字）だった。商船市場が好調を維持したことなどから船舶港湾機器事業が伸長したほか、官需市場の好調で防衛・通信機器事業の受注・売上高が前年同期を大きく上回ったことも業績を押し上げた。

東京計器の株価は１４時２８分現在２５９円（△８円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）