Ｖテクが一時１０％高、原価削減効果などで１８年３月期業績および配当予想を上方修正

　ブイ・テクノロジー<7717.T>が急反発し、一時、前日比２０２０円（１０．４％）高の２万１５３０円まで買われている。１３日の取引終了後、１８年３月期の連結業績予想について、営業利益を１００億円から１２０億円（前期比２．２倍）へ、純利益を４９億円から７４億円（同２．６倍）上方修正したことが好感されている。

　顧客都合により一部装置の納品が翌期へ延伸となったことで、売上高は７００億円から６６０億円（前期比４５．５％増）へ下方修正したが、徹底した原価削減や税金費用の減少などで利益は上方修正するという。

　また、業績予想の修正に伴い、従来１００円を予定していた期末配当を１７０円（普通配当１４０円、記念配当３０円）にするとあわせて発表しており、これも好材料視されている。年間配当は２７０円となり、前期実績の１１５円に対しては１５５円の増配になる予定だ。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（１７年４～１２）決算は、売上高４１２億３２００万円（前年同期比５１．４％増）、営業利益７０億２１００万円（同２．０倍）、純利益４２億８８００万円（同２．１倍）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）