音通、前期経常を57％上方修正

　音通 <7647> [東証Ｓ] が5月12日大引け後(15:30)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の8600万円→1億3500万円(前の期は2億3200万円)に57.0％上方修正し、減益率が62.9％減→41.8％減に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の1億2000万円→1億0300万円(前の期は4300万円)に14.2％下方修正し、増益率が2.8倍→2.4倍に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の500万円→5400万円(前年同期は8600万円)に11倍増額し、減益率が94.2％減→37.2％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（連結）通期の業績につきまして、売上高は概ね予想通りに推移いたしましたが、営業利益、経常利益につきましては、前回の業績予想公表以降も、カラオケ関係事業とスポーツ事業における原価管理と経費の抑制が更に進んだことから、予想を上回る見通しです。親会社に帰属する当期純利益は、上記の特別損失計上の影響により予想を下回る見通しです。（個別）売上高及び営業利益につきましては、2021年10月１日の連結子会社異動（株式譲渡）により、それ以降の譲渡対象会社からの不動産賃貸料等の売上がなくなったことから前年実績を下回りますが、経常利益及び当期純利益につきましては、前年は見送りました子会社からの配当を受け取ったことにより、前年実績を上回る見通しです。　　　（注）上記の業績予想は、発表日現在で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は予想数値と異なる結果となる可能性があります。