決算プラス・インパクト銘柄 【東証スタンダード・グロース】引け後 … モイ、クラシコム、ＶＮＸ (6月14日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある東証スタンダード・グロースの銘柄である。株価が決算発表前日の6月13日から14日の決算発表を経て15日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　ＷＡ <7683>
　24年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常損益は1.8億円の黒字(前年同期は2.8億円の赤字)に浮上し、通期計画の15.8億円に対する進捗率は11.6％となった。

★No.2　モイ <5031>
　24年1月期第1四半期(2-4月)の経常利益(非連結)は前年同期比85.2％増の5000万円に拡大し、通期計画の7400万円に対する進捗率は67.6％に達し、さらに前年同期の25.7％も上回った。

★No.3　ロングライフ <4355>
　23年10月期第2四半期累計(22年11月-23年4月)の連結経常損益は1億1800万円の黒字(前年同期は6300万円の赤字)に浮上し、通期計画の1億円に対する進捗率が118.0％とすでに上回った。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<7683> ＷＡ 　　　　　東Ｇ 　 +24.29 　　6/14　　　1Q　　　　黒転
<5031> モイ 　　　　　東Ｇ 　 +24.12 　　6/14　　　1Q　　　 85.19
<4355> ロングライフ 　東Ｓ 　 +19.62 　　6/14　　上期　　　　黒転
<9251> ＡＢ＆Ｃ 　　　東Ｇ 　 +12.66 　　6/14　　上期　　　 76.02
<4422> ＶＮＸ 　　　　東Ｇ 　 +11.77 　　6/14　　　3Q　　　-20.45

<7378> アシロ 　　　　東Ｇ 　 +11.40 　　6/14　　上期　　　-61.33
<3444> 菊池製作 　　　東Ｓ　　 +4.90 　　6/14　本決算　　　　赤縮
<5079> ノバック 　　　東Ｓ　　 +4.34 　　6/14　本決算　　　-28.43
<7126> グローバルＳ 　東Ｓ　　 +4.30 　　6/14　　　3Q　　　 27.69
<4287> ジャストプラ 　東Ｓ　　 +3.95 　　6/14　　　1Q　　　 28.72

<8927> 明豊エンタ 　　東Ｓ　　 +3.31 　　6/14　　　3Q　　　168.85
<6037> ファストロジ 　東Ｓ　　 +2.89 　　6/14　　　3Q　　　　9.10
<7604> 梅の花 　　　　東Ｓ　　 +1.95 　　6/14　本決算　　 3535.71
<2776> 新都ＨＤ 　　　東Ｓ　　 +1.16 　　6/14　　　1Q　　　　赤拡
<3497> ＬｅＴｅｃｈ 　東Ｇ　　 +0.68 　　6/14　　　3Q　　　　黒転

<3159> 丸善ＣＨＩ 　　東Ｓ　　 +0.57 　　6/14　　　1Q　　　　7.85
<7110> クラシコム 　　東Ｇ　　 +0.51 　　6/14　　　3Q　　　 25.72

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした15日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース