日本ライフＬ、今期経常を一転2％増益に上方修正

　日本ライフライン <7575> [東証Ｐ] が2月1日大引け後(15:10)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比5.1％増の78.9億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の100億円→102億円(前期は100億円)に2.2％上方修正し、一転して2.2％増益見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の72.7億円→61.2億円(前期は74.8億円)に15.8％下方修正し、減益率が2.8％減→18.1％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の48.9億円→51.1億円(前年同期は51.9億円)に4.5％増額し、減益率が5.8％減→1.6％減に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比3.0％増の27.7億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の20.3％→21.6％に上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高は概ね期初予想（2022年５月11日発表）通りに進捗したものの、一部商品における直近の販売動向を踏まえ、期初予想を若干下回ることを見込んでおります。一方、売上総利益率の改善や販売費及び一般管理費の抑制により、営業利益及び経常利益については期初予想を上回る見込みです。しかしながら、当第３四半期連結会計期間に、政策保有目的で株式を保有している商品仕入先における事業計画の見直しを伴う増資により、当社の持分が希薄化したため、投資有価証券評価損1,190百万円を特別損失として計上しました。以上のことから、親会社株主に帰属する当期純利益を下方修正しました。※ 上記の業績予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づき判断したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって記載の予想数値と異なる場合があります。