幸楽苑ＨＤ、今期最終を赤字拡大に下方修正、対純資産で54％の赤字

　幸楽苑ホールディングス <7554> [東証Ｐ] が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終損益は16.3億円の赤字(前年同期は8.5億円の黒字)に転落した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の8.5億円の赤字→19.5億円の赤字(前期は3.7億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。赤字額は前期末の純資産を54.1％毀損する規模となった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の2.2億円の黒字→8.7億円の赤字(前年同期は0.3億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終損益は5.6億円の赤字(前年同期は5.1億円の黒字)に転落したが、売上営業損益率は前年同期の-7.7％→-6.6％に改善した。

株探ニュース