村上世彰氏の保有株が引け際暴落、「相場操縦の疑い」と報道 黒田電、エクセル、三信電

２５日の東京株式市場で、「モノ言う株主」として知られる村上世彰氏の保有株が引け際に暴落した。この日の大引け直前に「村上氏に相場操縦の疑い」との報道が流れると黒田電気<7517.T>とエクセル<7591.T>、三信電気<8150.T>といった同氏が大株主となっている銘柄に売りが殺到した。黒田電気<7517.T>は前日比１９５円（７．４％）安の２４４８円、エクセルは同９８円（５．３％）安の１７５２円、三信電気は同１０９円（７．１％）安の１４１８円で取引を終えた。
　複数の報道によると「旧村上ファンドを率いた村上氏は、上場している複数の銘柄の株式を市場で大量に売るなどして株価を意図的に下げるなど相場操縦をした疑いがある」とし、証券取引等監視委員会が強制調査に入ったという。
　大量保有報告書によると村上氏は共同保有名義分を含めると、黒田電の株式の１６．１５％、エクセルの１１．５％、三信電気の１４．７８％の株式を保有している。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）