ティムコ、非開示だった今期経常は黒字浮上、未定だった配当は5.4円実施

　ティムコ <7501> [ＪＱ] が4月12日大引け後(15:30)に決算を発表。21年11月期第1四半期(20年12月-21年2月)の経常損益(非連結)は5400万円の赤字(前年同期は4900万円の赤字)に赤字幅が拡大した。
　しかしながら、併せて非開示だった通期の業績予想は経常損益が1500万円の黒字(前期は1億2700万円の赤字)に浮上する見通しを示した。

　同時に、従来未定としていた今期の上期配当を見送るとし、従来未定としていた下期配当は5.4円実施する方針とした。年間配当は5.4円となる。

　直近3ヵ月の実績である12-2月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の-8.2％→-8.5％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2021年11月期末の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大の影響により、合理的な算定が困難であったことから未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報に基づき業績予想を算定いたしましたのでお知らせいたします。新型コロナウイルス感染症拡大による経済活動への影響が続くなか、フィッシング事業は、昨年６月以降回復の兆しが見えており、引き続き堅調に推移するものと予想されます。一方、アウトドア事業は、感染収束の見通しの立たないなか、主要販路である百貨店等や商業施設や専門店の集客回復が見込まれず、厳しい事業環境が続くものと予想されます。これらにより、通期の売上高は31億６百万円を予想しております。また、利益面については、営業利益６百万円、経常利益15百万円を予想しており、当期純利益に関しては０百万円の計上を予想しております。なお、上記見通しは事業環境が緩やかに回復することを仮定としたもので、感染の拡がりや収束時期により変動する場合があります。

　2021年11月期の通期業績予想が未定であったことから配当予想につきましても未定としておりましたが、厳しい業績の動向や財務状況などを総合的に踏まえ、期末配当は1株当たり5.40円を予定しております。(注)業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。