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第一興商のニュース

第一興商のニュース一覧

前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

配信元:株探
投稿:2023/02/10 05:30

EMネットJ <7036>  1,587円 (+300円、+23.3%) ストップ高

 イーエムネットジャパン <7036> [東証G]がストップ高。8日の取引終了後に発表した23年12月期単独業績で、売上高19億2200万円(前期比31.0%増)、営業利益5億円(同2.2倍)、純利益3億4800万円(同97.8%増)と大幅増益を見込むことが好感された。新規案件の獲得に加えて、既存案件の広告予算の増加を見込む。また、ソフトバンク <9434> [東証P]との協業拡大により、主なクライアント層であった地方企業や中小企業に加えて、広告予算規模が大きい大手企業へ顧客層を広げ収益の拡大を目指す。なお、22年12月期決算は、売上高14億6600万円、営業利益2億3000万円(前の期比54.3%減)、純利益1億7500万円(同43.4%減)だった。会計基準の変更に伴い売上高の前の期との比較はできないものの、新規広告案件の受注やソフトバンクグループ会社からの業務委託料が想定を上回り、売上高・利益ともに従来予想をやや上回って着地した。

エルミック <4770>  434円 (+80円、+22.6%) ストップ高

 エルミック <4770> [東証S]がストップ高の434円に買われ昨年来高値を更新。8日の取引終了後、23年3月期の単独業績予想について、売上高を9億円から9億1000万円(前期比13.5%増)へ、営業利益を7000万円から1億3000万円(同41.6%増)へ、純利益を5500万円から1億3700万円(同97.1%増)へ上方修正したことが好感された。エンジニアリング・サービス、ストリーミング製品を組み合わせた付加価値の高いソリューション提案活動に注力した結果、販売先が拡大したことに加えて、開発原価低減や経費削減の取り組みも奏功したことなどが要因。あわせて、従来無配としていた期末一括配当を3円実施し、15期ぶりに復配すると発表したこともポジティブサプライズとなった。同時に発表した第3四半期累計(22年4-12月)決算は、売上高6億5400万円(前年同期比13.1%増)、営業利益1億1800万円(同75.1%増)、純利益1億3500万円(同2.4倍)だった。

イハラサイエ <5999>  2,804円 (+500円、+21.7%) ストップ高

 イハラサイエンス <5999> [東証S]がストップ高。同社は産業用継ぎ手の最大手メーカーで、 半導体業界向けクリーンバルブなどで高水準の需要を獲得している。8日取引終了後にMBO(経営陣が参加する買収)による株式の非公開化を目指すことを発表、これを材料視する買いが集中した。中野琢雄会長が代表を務めるエン・アイ・ム(東京都品川区)がTOB(株式公開買い付け)を実施する(買い付け期間は2月9日から3月24日まで)。TOB価格は1株2980円で前日8日の終値を30%近く上回る水準ということもあって株価を強く刺激した。

芝浦 <6590>  13,840円 (+2,340円、+20.4%)

 東証プライムの上昇率2位。芝浦メカトロニクス <6590> [東証P]が3日続急騰。8日の取引終了後、23年3月期第3四半期累計(22年4-12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。これをポジティブ視した買いが集まったようだ。売上高は560億円から590億円(前期比19.7%増)、最終利益は58億円から75億円(同2.5倍)に見通しを引き上げた。部品・部材調達面での業績への影響が想定よりも小さくなったほか、機種構成の変化なども寄与する。期末一括配当については前回の予想から120円増額の510円(前期末比280円増配)に計画を見直した。4-12月期の売上高は前年同期比35.0%増の454億5700万円、最終利益は同4.0倍の61億3900万円だった。半導体製造の前工程向け装置の売り上げが増加し、大幅な増収増益となった。受注高は前年同期比10%増の589億円となったが、10-12月期では114億円と、前年同期となる21年10-12月期(242億円)や、前四半期の22年7-9月期(185億円)を下回る水準となった。

大阪油化 <4124>  1,775円 (+300円、+20.3%) ストップ高

 大阪油化工業 <4124> [東証S]がストップ高。8日の取引終了後に23年9月期第1四半期(22年10-12月)の決算を発表し、営業利益は前年同期比2.0倍の1億900万円と大幅増益で着地した。通期計画(1億5000万円)に対して高進捗率となったことから、これがサプライズとなって買いを呼び込んだ。売上高は同19.8%増の3億7900万円だった。電子材料向け案件を中心に多様な蒸留案件の引き合いが増加。人件費や製造経費が増えたものの、増収効果で吸収した。なお、通期見通しは据え置いた。

セガサミー <6460>  2,202円 (+204円、+10.2%)

 東証プライムの上昇率3位。セガサミーホールディングス <6460> [東証P]が急反騰。9日、23年3月期第3四半期累計(22年4-12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。売上高の見通しを3750億円から3815億円(前期比18.9%増)、営業利益の見通しを400億円から450億円(同40.4%増)に上方修正しており、好感されたようだ。遊技機事業が好調に推移しており、パチスロ機の販売台数計画を引き上げた。22年4-12月期の売上高は前年同期比14.9%増の2719億7900万円、営業利益は同17.0%増の382億2200万円だった。

第一興商 <7458>  4,285円 (+355円、+9.0%)

 東証プライムの上昇率4位。第一興商 <7458> [東証P]が続急伸した。8日の取引終了後、取得総数400万株(株式分割後の発行済み株式総数のうち、自己株式を除いた株式数の3.66%に相当)、取得総額60億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。加えて、1対2の株式分割も公表したほか、23年3月期第3四半期累計(22年4-12月)の連結決算は経常利益が前年同期比4.3倍の102億3800万円と大幅増益となっており、株価の支援材料となったようだ。自社株の取得期間は4月3日から9月30日まで。株式分割は3月31日を基準日として4月1日付で実施する。

トラスコ中山 <9830>  2,216円 (+176円、+8.6%)

 東証プライムの上昇率6位。トラスコ中山 <9830> [東証P]が続急伸。9日、22年12月期の連結決算発表にあわせ、23年12月期の業績予想を開示した。売上高は前期比7.6%増の2650億9000万円、最終利益は同2.8%増の109億2000万円を見込む。更に、年間配当予想は前期比1円50銭増配の41円50銭を計画。増益と増配の見通しを示したことを評価した買いが入ったようだ。ファクトリー関連とeビジネス関連の売上高の更なる増加を見込む。ホームセンター関連では売り場の改善提案などを進め、主要得意先の商品納入権の獲得を目指すほか、EC事業者を対象とする商品データ提供の加速により海外向けの売上高の増加も目指す。

サンウェルズ <9229>  8,950円 (+700円、+8.5%)

 サンウェルズ <9229> [東証G]が4日続急伸し、上場来高値を更新した。8日の取引終了後に23年3月期第3四半期累計(22年4-12月)の単体決算を発表した。売上高は前年同期比63.8%増の96億9700万円、最終利益は同9.1倍の5億300万円と、大幅な増収増益となり、好感されたようだ。パーキンソン病専門施設「PDハウス」の開設が順調に進み、4-12月期の売上高と利益はともに同社の予算と比較してプラスで着地したという。

ダイワボウ <3107>  2,099円 (+143円、+7.3%)

 ダイワボウホールディングス <3107> [東証P]が急反発。8日取引終了後、23年3月期連結業績見通しを上方修正し配当予想を増額したことが好感された。売上高は8300億円から8800億円(前期比15.2%増)に見直したほか、純利益は186億円から190億円(同11.8%増)に修正した。ITインフラ流通事業ではサブスクリプション製品の契約が増加し、クラウドサービスも大幅に伸びた。文教市場では高校向け生徒用端末や小中学校の教職員端末案件が好調に推移した。期末配当も従来予想から2円増の32円とし、年間では62円(前期比2円増)とすることも明らかにしている。

BEENOS <3328>  2,263円 (+153円、+7.3%)

 BEENOS <3328> [東証P]が急反発。同社は8日取引終了後、23年9月期第1四半期(22年10-12月)の連結決算を発表。営業利益が前年同期比9.3倍の7億6400万円となったことが好感されたようだ。売上高は同2.3%増の69億7500万円で着地した。12月には越境EC支援実績が累計4000件を突破するなど、Eコマース事業が好調だったことなどが寄与した。なお、通期業績予想については、売上高331億2000万円(前期比11.0%増)、営業利益45億円(前期は3億2800万円)とする従来見通しを据え置いている。

東亜建 <1885>  2,627円 (+174円、+7.1%)

 東亜建設工業 <1885> [東証P]が急反発。同社は8日の取引終了後、発行済み株式数(自社株を除く)の5.52%にあたる120万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施すると発表、これが好感されたようだ。買い付け期間は2月24日から8月31日までとなる。

ハーモニック <6324>  4,745円 (+310円、+7.0%)

 ハーモニック・ドライブ・システムズ <6324> [東証S]が急反発した。8日の取引終了後、23年3月期第3四半期累計(22年4-12月)の連結決算の発表にあわせ、通期の業績予想を下方修正し、経常利益の見通しを113億円から前期比10.9%増の101億円に見直した。下方修正は市場の想定内だったが、増益を確保する見通しを示しており、買い安心感をもたらしたようだ。売上高は740億円から710億円(前期比24.4%増)に見通しを引き下げた。中国市場向けの小型ロボット用減速装置の需要に軟調な動きがみられることや、一部顧客の生産計画の変更に伴う納入延期や受注の取り消しが発生する見込みとなったことを受け、影響を業績予想に織り込んだ。

DMG森精機 <6141>  2,085円 (+128円、+6.5%)

 DMG森精機 <6141> [東証P]が3日ぶりに急反発。8日の取引終了後、22年12月期の連結決算発表にあわせ、23年12月期の連結業績予想を開示した。最終利益は前期比26.0%増の320億円と、過去最高益を計画する。また、年間配当予想は同10円増配の80円に設定した。これらを好感した買いが集まったようだ。売上収益は同5.3%増の5000億円を見込む。業績予想の前提となる為替レートは1ドル=130円、1ユーロ=140円とした。22年12月期の売上収益は前の期に比べ19.9%増の4747億7100万円、最終利益は同88.7%増の254億600万円だった。宇宙や航空、メディカル、電気自動車(EV)関連での受注が堅調に推移し、22年12月末の受注残高は2540億円と、21年12月末(1640億円)から拡大した。

クラレ <3405>  1,128円 (+69円、+6.5%)

 クラレ <3405> [東証P]が急伸。9日、22年12月期の連結決算発表にあわせ、23年12月期の業績と配当予想を開示した。前期の年間配当を2円増額の44円としたうえで、今期の年間配当は前期比4円増配の48円に設定した。株主還元姿勢を評価した買いが集まったようだ。23年12月期の売上高は8300億円(前期比9.7%増)、最終利益は510億円(同6.1%減)を見込む。

大栄環境 <9336>  1,809円 (+106円、+6.2%)

 大栄環境 <9336> [東証P]が続急伸。9日、23年3月期第3四半期累計(22年4-12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益の見通しは84億4500万円から94億3900万円(前期比6.4%増)に上方修正し、減益予想から一転して最終増益を見込む。期末一括配当の見通しも3円増額の31円(前期末比1円増配)に見直しており、これらを好感した買いが入ったようだ。売上高の見通しは673億3700万円(同3.6%増)と従来の計画を据え置いた。子会社の収益改善に加え、原価の上昇圧力に対して受注単価への転嫁が進んだ。廃棄物処理施設などの修繕計画の見直しなども利益を押し上げる要因となった。

大平金 <5541>  2,031円 (+109円、+5.7%)

 大平洋金属 <5541> [東証P]が3日ぶりに急反発。同社は2月8日大引け後に決算を発表、23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は5.8億円の赤字(前年同期は82.9億円の黒字)に転落した。しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の34.9億円の赤字→26.6億円の赤字(前期は129億円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなったことで好感されたようだ。

AGC <5201>  4,915円 (+230円、+4.9%)

 AGC <5201> [東証P]が大幅高で3日ぶりに反発。8日の取引終了後に23年12月期業績予想を発表し、売上高を前期比5.6%増の2兆1500億円、最終損益を前期赤字から黒字転換となる870億円とした。今期の好調見通しとともに自社株買いの実施も発表しており、これらを好感した買いが入った。高断熱ガラス需要の拡大や自動車生産の回復を追い風に建築用・自動車用ガラスが伸びるほか、ディスプレイ向けガラスや電子部材が増加する見通し。配当は前期比同額の210円を見込む。同時に発表した22年12月期決算は、売上高が前の期比19.9%増の2兆358億円、最終損益が31億5200万円の赤字だった。円安や原材料高騰によるコスト増、米中貿易摩擦やロシア・ウクライナ情勢の悪化などに伴い、大幅な減損損失を計上した。あわせて発表した自社株買いは、取得上限が1600万株(自己株式を除く発行済み株数の7.2%)、または500億円。期間は2月9日から9月22日まで。

住友鉱 <5713>  5,241円 (+197円、+3.9%)

 住友金属鉱山 <5713> [東証P]が大幅高で3日ぶりに反発した。8日の取引終了後、23年3月期第3四半期累計(22年4-12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直し、最終利益の見通しを1370億円から1580億円(前期比43.8%減)に上方修正した。期末配当予想は27円増額し、112円(前期末比76円減配)に見直した。これらを好感した買い注文が集まった。売上高は1兆3770億円から1兆4050億円(同11.6%増)に見通しを引き上げた。資源や製錬、材料部門の収益が上振れする見通しとなった。4-12月期の売上高は前年同期比16.6%増の1兆756億8400万円、最終利益は同10.2%減の1527億8300万円だった。

新東工 <6339>  746円 (+28円、+3.9%)

 新東工業 <6339> [東証P]が大幅高で4日続伸。8日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、純利益を27億円から53億円(前期比86.9%増)へ上方修正しており、これが好感された。事業価値拡充への第1弾としてのM&Aを実行するために、政策保有株式売却資金を活用することに伴い、第4四半期に46億円の投資有価証券売却益を特別利益として計上する予定。なお、売上高は1060億円(同6.8%増)、営業利益は24億円(同7.9%減)の従来見通しを据え置いた。同時に発表した第3四半期累計(22年4-12月)決算は、売上高777億7200万円(前年同期比10.1%増)、営業利益10億8200万円(同41.5%減)、純利益15億2900万円(同25.4%減)だった。

パンパシHD <7532>  2,455円 (+74円、+3.1%)

 パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス <7532> [東証P]が大幅高で5日続伸。8日に発表した23年6月期第2四半期累計(22年7-12月)の連結決算は、最終利益が前年同期比22.0%増の367億7700万円となった。これまでの計画(330億円)を上回って着地したほか、23年1月の既存店売上高も増収基調を継続しており、これらを評価した買いが集まった。7~12月の売上高は同6.6%増の9784億4900万円と、こちらも計画(9583億円)を上振れて着地した。国内事業は人流制限の解除や訪日外国人観光客への水際対策の緩和を背景に、インバウンド売上高や駅前店、夜間の売上高が伸長。プライベートブランド商品の販売拡大も奏功した。1月の国内リテール事業の既存店売上高は前年同月比2.7%増。全店ベースの売上高は4.1%増となった。

丸紅 <8002>  1,765.5円 (+25.5円、+1.5%)

 丸紅 <8002> [東証P]が5日続伸。岩井コスモ証券は8日、投資判断「A」を継続するとともに目標株価を1650円から2050円に引き上げた。同社は3日に好調な第3四半期決算を背景に、23年3月期の連結純利益予想を5100億円から5300億円(前期比24.9%増)に増額修正した。期末配当も従来予想から3円増の40円50銭として、年間では78円(前期比16円増)とすることも明らかにした。同証券では、非資源分野の強化で中期経営計画の目標である純利益4000億円を安定的に稼ぐ収益力を築いていることを評価している。

ユニチャーム <8113>  5,090円 (+70円、+1.4%)

 ユニチャーム <8113> [東証P]が反発。8日の取引終了後、22年12月期の連結決算発表にあわせ、23年12月期の業績予想を開示し、最終利益が前期比19.7%増の809億円になる見通しを示した。2期ぶりに最高益を更新する計画。年間配当は同2円増配の40円に設定した。更に、取得総数390万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.66%)、取得総額170億円を上限とする自社株買いの実施も公表しており、大幅増益見通しと株主還元姿勢を評価した買いが集まったようだ。売上収益は同7.3%増の9635億円を見込む。原材料高の悪影響を価格転嫁で吸収するとともに、海外ではインドと東南アジアなど引き続き好調に推移すると想定。中国も増収増益を計画する。

※9日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
配信元: 株探
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