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ナガイレーベンのニュース
■業績動向
1. 2022年8月期第1四半期の連結業績概要
ナガイレーベン<7447>の2022年8月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比6.1%減の3,378百万円、営業利益が同12.0%減の915百万円、経常利益が同11.5%減の940百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同10.7%減の648百万円となった。前年同期に厚生労働省向け(感染対策商品)の特需があったことから減収となったが、それ以外の主力アイテム(コア市場のヘルスケアウェアや周辺市場の患者ウェアなど)はいずれも増収となり、順調に推移している。また、厚生労働省向け(感染対策商品)を除いた実質ベースでは同3.0%の増収となった。減収となったことから営業利益も減益となったが、想定の範囲内であり、懸念される結果ではないと弊社では見ている。
市場環境としては、医療現場の状況は完全に回復したとは言えないものの、一時期の混乱状態からは脱却し落ち着きを取り戻している。また、2022年4月からの診療報酬改定によって診療報酬が+0.43%、薬価が-1.35%となったが、病院経営には多少の影響を及ぼす可能性があるものの、同社製品への発注には大きな影響はないと見られる。
利益面では、売上総利益率は前年同期比1.1ポイント低下し45.4%となり、売上総利益は同8.3%減の1,532百万円となった。前年同期比で売上総利益率が低下した要因は、前年同期の厚生労働省向け(感染対策商品)特需が主に海外生産であったためであり、特殊事情によるものである。通期の売上総利益率は45.0%と予想されており、それに対しては特に問題となる水準ではない。一方で販管費は、引き続き経費削減に努めたことなどから同2.4%減の617百万円となり、その結果、営業利益は同12.0%減の915百万円となった。
● アイテム別、市場別売上高
アイテム別売上高は、ヘルスケアウェアが前年同期比3.8%増の1,770百万円、ドクターウェアが同2.9%増の463百万円、ユーティリティウェアが同3.7%増の81百万円、シューズ・他が同7.7%減の62百万円、感染対策商品が同99.8%減の0百万円、患者ウェアが同6.5%増の660百万円、手術ウェアが同0.2%減の299百万円となった。
この結果、市場別ではコア市場が2,378百万円(前年同期比10.0%減)、周辺市場が959百万円(同4.3%増)、海外市場が40百万円(同17.2%増)となった。この結果から明らかなように、減収の主要因は厚生労働省向け(感染対策商品)の消失によるもので、それ以外は順調であった。
財務内容は堅固、手元の現金及び預金は259億円と高水準。自己資本比率は90.8%
2. 財務状況
財務状況は引き続き安定している。2022年8月期第1四半期末の資産合計は44,667百万円となり、前期末比1,761百万円減少した。流動資産は35,703百万円となり同1,618百万円減少したが、主な要因は現金及び預金の減少1,969百万円、電子記録債権を含む受取手形及び売掛金の減少492百万円、棚卸資産の増加669百万円などによる。一方で、固定資産は8,964百万円となり同142百万円減少したが、主な要因は有形固定資産の減少52百万円、投資その他の資産の減少86百万円による。
負債合計は4,115百万円となり前期末比283百万円減少した。主な要因は支払手形及び買掛金の増加215百万円、未払法人税等の減少620百万円などによる。純資産合計は40,552百万円となり同1,477百万円減少したが、主な要因は配当の実施による利益剰余金の減少1,362百万円などによる。この結果、2022年8月期第1四半期末の自己資本比率は、前期末比0.3ポイント上昇して90.8%となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<YM>
1. 2022年8月期第1四半期の連結業績概要
ナガイレーベン<7447>の2022年8月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比6.1%減の3,378百万円、営業利益が同12.0%減の915百万円、経常利益が同11.5%減の940百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同10.7%減の648百万円となった。前年同期に厚生労働省向け(感染対策商品)の特需があったことから減収となったが、それ以外の主力アイテム(コア市場のヘルスケアウェアや周辺市場の患者ウェアなど)はいずれも増収となり、順調に推移している。また、厚生労働省向け(感染対策商品)を除いた実質ベースでは同3.0%の増収となった。減収となったことから営業利益も減益となったが、想定の範囲内であり、懸念される結果ではないと弊社では見ている。
市場環境としては、医療現場の状況は完全に回復したとは言えないものの、一時期の混乱状態からは脱却し落ち着きを取り戻している。また、2022年4月からの診療報酬改定によって診療報酬が+0.43%、薬価が-1.35%となったが、病院経営には多少の影響を及ぼす可能性があるものの、同社製品への発注には大きな影響はないと見られる。
利益面では、売上総利益率は前年同期比1.1ポイント低下し45.4%となり、売上総利益は同8.3%減の1,532百万円となった。前年同期比で売上総利益率が低下した要因は、前年同期の厚生労働省向け(感染対策商品)特需が主に海外生産であったためであり、特殊事情によるものである。通期の売上総利益率は45.0%と予想されており、それに対しては特に問題となる水準ではない。一方で販管費は、引き続き経費削減に努めたことなどから同2.4%減の617百万円となり、その結果、営業利益は同12.0%減の915百万円となった。
● アイテム別、市場別売上高
アイテム別売上高は、ヘルスケアウェアが前年同期比3.8%増の1,770百万円、ドクターウェアが同2.9%増の463百万円、ユーティリティウェアが同3.7%増の81百万円、シューズ・他が同7.7%減の62百万円、感染対策商品が同99.8%減の0百万円、患者ウェアが同6.5%増の660百万円、手術ウェアが同0.2%減の299百万円となった。
この結果、市場別ではコア市場が2,378百万円(前年同期比10.0%減)、周辺市場が959百万円(同4.3%増)、海外市場が40百万円(同17.2%増)となった。この結果から明らかなように、減収の主要因は厚生労働省向け(感染対策商品)の消失によるもので、それ以外は順調であった。
財務内容は堅固、手元の現金及び預金は259億円と高水準。自己資本比率は90.8%
2. 財務状況
財務状況は引き続き安定している。2022年8月期第1四半期末の資産合計は44,667百万円となり、前期末比1,761百万円減少した。流動資産は35,703百万円となり同1,618百万円減少したが、主な要因は現金及び預金の減少1,969百万円、電子記録債権を含む受取手形及び売掛金の減少492百万円、棚卸資産の増加669百万円などによる。一方で、固定資産は8,964百万円となり同142百万円減少したが、主な要因は有形固定資産の減少52百万円、投資その他の資産の減少86百万円による。
負債合計は4,115百万円となり前期末比283百万円減少した。主な要因は支払手形及び買掛金の増加215百万円、未払法人税等の減少620百万円などによる。純資産合計は40,552百万円となり同1,477百万円減少したが、主な要因は配当の実施による利益剰余金の減少1,362百万円などによる。この結果、2022年8月期第1四半期末の自己資本比率は、前期末比0.3ポイント上昇して90.8%となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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