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ナガイレーベンのニュース
■業績動向
1. 2021年8月期第1四半期の連結業績概要
ナガイレーベン<7447>の2021年8月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比24.6%増の3,595百万円、営業利益が同55.3%増の1,039百万円、経常利益が同52.3%増の1,062百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同52.1%増の726百万円となった。
売上高は、前期からの期ずれ案件を着実に取り込んだことですべてのアイテムで前年同期比増収となり、加えて厚生労働省向けの特需(感染対策商品)が339百万円あったことなどから前年同期比で大幅な増収となり、第1四半期としては過去最高となった。利益面では、感染対策商品の海外生産移管が進んだことや為替レートが前年同期比で円高に推移したことなどから売上総利益率は46.5%(前年同期は46.2%)と改善した。加えて、依然としてコロナ禍の影響による移動の制限やイベント等の中止があったことなどから販管費が前年同期比4.9%減となり、営業利益は大幅な増益となった。厚生労働省向けの特需は期初から予想されていたこともあり、2021年8月期上期は前年同期比で増益を見込んでいたが、第1四半期は予想に対して上振れて着地したようだ。
● アイテム別売上高
アイテム別売上高は、ヘルスケアウェアが前年同期比10.0%増の1,724百万円、ドクターウェアが同10.8%増の456百万円、ユーティリティウェアが同5.1%増の82百万円、患者ウェアが同26.9%増の621百万円、手術ウェアが同10.3%増の303百万円、シューズ・その他が同6.3%増の67百万円、新たに加えられた感染対策商品が339百万円(前年同期比較なし)となった。
ヘルスケアウェア及びドクターウェアにおいては、2020年8月期下期はコロナ禍の影響による医療現場の混乱や営業活動自粛の影響を受けて更新案件に大幅な遅れや買い控えが発生したものの、2021年8月期第1四半期はこれらの期ずれ案件を着実に取り込んだことで大幅増収となった。また注目すべきは、ここ数年減少が続いていたユーティリティウェアについても増収となったことだ。これは、コロナ禍の影響で共用を避けるため需要が増加したものと思われる。また以前から注力していた患者ウェアについても、遅れていた新規取り組みが軌道に乗り始め大幅増収となった。手術ウェアについては、引き続きコンペルパックが順調であったことから、周辺市場においても2ケタの増収となった。感染対策商品は、厚生労働省への大口納入(339百万円)があったことから、全体の売上増に大きく寄与した。
2. 財務状況
財務状況は引き続き安定している。2021年8月期第1四半期末の資産合計は43,169百万円となり、前期末比1,762百万円減少した。流動資産は34,094百万円となり同1,842百万円減少したが、主な要因は現金及び預金の減少1,262百万円、受取手形及び売掛金の減少1,125百万円、たな卸資産の増加789百万円などによる。一方で、固定資産は9,074百万円となり同79百万円増加したが、主な要因は投資その他資産の増加80百万円による。
負債合計は4,229百万円となり前期末比580百万円減少した。主な要因は支払手形及び買掛金の増加102百万円、未払法人税等の減少680百万円などによる。純資産合計は38,939百万円となり同1,181百万円減少したが、主な要因は配当金の支払い等による利益剰余金の減少1,244百万円などによる。この結果、2021年8月期第1四半期末の自己資本比率は、同0.9ポイント上昇して90.2%となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<YM>
1. 2021年8月期第1四半期の連結業績概要
ナガイレーベン<7447>の2021年8月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比24.6%増の3,595百万円、営業利益が同55.3%増の1,039百万円、経常利益が同52.3%増の1,062百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同52.1%増の726百万円となった。
売上高は、前期からの期ずれ案件を着実に取り込んだことですべてのアイテムで前年同期比増収となり、加えて厚生労働省向けの特需(感染対策商品)が339百万円あったことなどから前年同期比で大幅な増収となり、第1四半期としては過去最高となった。利益面では、感染対策商品の海外生産移管が進んだことや為替レートが前年同期比で円高に推移したことなどから売上総利益率は46.5%(前年同期は46.2%)と改善した。加えて、依然としてコロナ禍の影響による移動の制限やイベント等の中止があったことなどから販管費が前年同期比4.9%減となり、営業利益は大幅な増益となった。厚生労働省向けの特需は期初から予想されていたこともあり、2021年8月期上期は前年同期比で増益を見込んでいたが、第1四半期は予想に対して上振れて着地したようだ。
● アイテム別売上高
アイテム別売上高は、ヘルスケアウェアが前年同期比10.0%増の1,724百万円、ドクターウェアが同10.8%増の456百万円、ユーティリティウェアが同5.1%増の82百万円、患者ウェアが同26.9%増の621百万円、手術ウェアが同10.3%増の303百万円、シューズ・その他が同6.3%増の67百万円、新たに加えられた感染対策商品が339百万円(前年同期比較なし)となった。
ヘルスケアウェア及びドクターウェアにおいては、2020年8月期下期はコロナ禍の影響による医療現場の混乱や営業活動自粛の影響を受けて更新案件に大幅な遅れや買い控えが発生したものの、2021年8月期第1四半期はこれらの期ずれ案件を着実に取り込んだことで大幅増収となった。また注目すべきは、ここ数年減少が続いていたユーティリティウェアについても増収となったことだ。これは、コロナ禍の影響で共用を避けるため需要が増加したものと思われる。また以前から注力していた患者ウェアについても、遅れていた新規取り組みが軌道に乗り始め大幅増収となった。手術ウェアについては、引き続きコンペルパックが順調であったことから、周辺市場においても2ケタの増収となった。感染対策商品は、厚生労働省への大口納入(339百万円)があったことから、全体の売上増に大きく寄与した。
2. 財務状況
財務状況は引き続き安定している。2021年8月期第1四半期末の資産合計は43,169百万円となり、前期末比1,762百万円減少した。流動資産は34,094百万円となり同1,842百万円減少したが、主な要因は現金及び預金の減少1,262百万円、受取手形及び売掛金の減少1,125百万円、たな卸資産の増加789百万円などによる。一方で、固定資産は9,074百万円となり同79百万円増加したが、主な要因は投資その他資産の増加80百万円による。
負債合計は4,229百万円となり前期末比580百万円減少した。主な要因は支払手形及び買掛金の増加102百万円、未払法人税等の減少680百万円などによる。純資産合計は38,939百万円となり同1,181百万円減少したが、主な要因は配当金の支払い等による利益剰余金の減少1,244百万円などによる。この結果、2021年8月期第1四半期末の自己資本比率は、同0.9ポイント上昇して90.2%となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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