決算マイナス・インパクト銘柄 【東証プライム】引け後 … ローツェ、イオンモール、コシダカＨＤ (7月11日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証プライムの銘柄である。株価が決算発表前日の7月10日から11日の決算発表を経て12日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　ローツェ <6323>
　24年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比27.5％減の52億円に減り、3-8月期(上期)計画の106億円に対する進捗率は48.9％にとどまったものの、5年平均の45.2％を上回った。

▲No.2　ハニーズＨＤ <2792>
　23年5月期の連結経常利益は前の期比58.6％増の80.2億円に拡大したが、24年5月期は前期比6.5％減の75億円に減る見通しとなった。

▲No.3　イオンＦＳ <8570>
　24年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比41.5％減の95.8億円に落ち込み、通期計画の610億円に対する進捗率は15.7％にとどまり、さらに前年同期の26.6％も下回った。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<6323> ローツェ 　　　東Ｐ 　 -10.93 　　7/11　　　1Q　　　-27.53
<2792> ハニーズＨＤ 　東Ｐ　　 -8.99 　　7/11　本決算　　　 -6.50
<8570> イオンＦＳ 　　東Ｐ　　 -6.06 　　7/11　　　1Q　　　-41.47
<8905> イオンモール 　東Ｐ　　 -5.75 　　7/11　　　1Q　　　　5.77
<9787> イオンディラ 　東Ｐ　　 -5.36 　　7/11　　　1Q　　　　5.67

<7445> ライトオン 　　東Ｐ　　 -5.10 　　7/11　　　3Q　　　-49.55
<2157> コシダカＨＤ 　東Ｐ　　 -4.34 　　7/11　　　3Q　　　 46.47
<7514> ヒマラヤ 　　　東Ｐ　　 -1.77 　　7/11　　　3Q　　　-35.49
<2882> イートアンド 　東Ｐ　　 -0.93 　　7/11　　　1Q　　　 -1.27
<2796> ファマライズ 　東Ｐ　　 -0.81 　　7/11　本決算　　　 -0.56

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした12日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース