ライトオンが後場下げ幅拡大、１７年８月期増収増益見込むも市場予想を下回る

　ライトオン<7445.T>が後場一時プラスに転じたものの、すぐに下げ幅を広げている。午前１１時４５分に発表した１７年８月期単独業績予想で、売上高９１０億円（前期比５．２％増）、営業利益４０億５０００万円（同８．５％増）、純利益２０億円（同１４．０％増）と増収増益を見込むものの、市場予想の営業利益４４億円に届かない見通しであることが嫌気されている。

　既存店売上高を前期比３．０％増と想定していることに加えて、売上高総利益率を４９．３％と前期比１．７ポイント改善すると予想。これに、ライトオン１５店舗、バックナンバー１店舗などの新規出店効果を見込む。ただ、一方でライトオン、フラッシュリポートでそれぞれ１５店舗の退店を見込んでいることなどが響くようだ。

　なお、１６年８月期は、売上高８６４億６２００万円（前の期比１０．５％増）、営業利益３７億３３００万円（同６１．３％増）、純利益１７億５４００万円（同２．４倍）だった。盛夏、晩夏商品の提案ができず７月度は苦戦したものの、ベーシックアイテムの強化やテレビＣＭなどの販促効果により全社客数が前期比９．１％増加したことが牽引した。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）