カッパクリＨＤが反落、１５年３月期業績予想を下方修正で、連結子会社２社を持分法適用会社化

　カッパ・クリエイトホールディングス<7421.T>が反落。前週末１０日の取引終了後、１５年３月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の９７３億円から８６６億円へ、営業利益を同１０億６０００万円から８億３０００万円へ、純損益を同７億円の黒字から１２億３０００万円の赤字へそれぞれ下方修正したことが嫌気されている。連結子会社２社を持分法適用会社に変更したことで売上高・営業利益が計画を下回ることに加えて、固定資産の減損損失１７億９４００万円を計上したことなどが要因。なお、決算期変更に伴う１３カ月決算のため、前期との比較はない。
　同時に発表した第２四半期累計（３～８月）連結決算は、売上高４３３億６０００万円（前年同期比１２．９％減）、営業利益７億８０００万円（同３．６倍）、最終損益１１億８１００万円の赤字（前年同期２９億４３００万円の赤字）となった。高価格帯商品の投入による利益率の改善や仕入れ機能の集約によりコスト削減が図られたことで営業利益は従来予想の６億８０００万円を上回って着地したが、前述の減損損失の計上で、純利益は従来予想の５億円を大きく下回った。

カッパＨＤの株価は９時１８分現在１１０６円（▼２５円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）