佐鳥電機は一時９％高で３年５カ月ぶり高値に浮上、半導体増産投資で商機高まる

　佐鳥電機<7420.T>は強力な下値切り上げ波動を形成、きょうは５日移動平均線を足場に一時９％を超える上昇で１１４８円まで駆け上がり、年初来高値更新となった。時価は２０１８年６月以来、約３年５カ月ぶりの高値水準に浮上している。ＮＥＣ系のエレクトロニクス商社で半導体製造装置用の制御機器などを扱っており、世界的に需給が逼迫する半導体の増産投資需要を背景に急速な収益成長をみせている。２２年５月期は営業利益段階で従来予想の１０億円から１４億５０００万円（前期比６１％増）予想に大幅増額しており、これを拠りどころとする買いが継続的に流入。３．５％近い高配当利回りを確保しながらＰＢＲが０．６倍台と割安で見直し余地が大きいとみられている。

出所：MINKABU PRESS