ＦＣＣが新高値、１１年３月期は大幅増益見通し、ＵＢＳ証は「Ｂｕｙ」に引き上げ

　ホンダ系自動車部品メーカーのエフ・シー・シーが大幅高に３日続伸。一時１５５円高の１９２５円まで買われ、２月３日の年初来高値１９２１円を更新した。午後零時４３分時点は１４６円高の１９１６円。

　２６日、１０年３月期決算を発表。１１年３月期は大幅増益を見込んでおり、好感されている。１１年３月期連結営業利益予想は前期比７９．６％増の１００億円、純利益予想は同３．１倍の７０億円。ホンダの国内外における四輪車生産の回復傾向が続くと想定。また、インド、インドネシア、ベトナムといった新興国での二輪車用クラッチ販売や、米国フォード向け四輪車用クラッチ販売が増加すると見込んでいる。

　１０年３月期連結業績は、営業利益が前期比３１．１％減の５５億６６００万円、純利益は同４２．０％減の２２億５０００万円だった。

　ＵＢＳ証券では、「二・四輪車部品とも回復加速」として、投資判断を「ニュートラル」（中立）から「Ｂｕｙ」（買い）へ、目標株価を１９００円から２１００円へ引き上げた。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社