豊田合、非開示だった今期税引き前は12％増益、未定だった配当は10円減配

　豊田合成 <7282> が7月31日後場(14:20)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前損益は103億円の赤字(前年同期は80.5億円の黒字)に転落した。
　しかしながら、併せて非開示だった通期の業績予想は連結税引き前利益が前期比11.8％増の180億円に伸びる見通しを示した。
　なお、非開示だった4-9月期(上期)の業績予想は連結税引き前損益が30億円の赤字(前年同期は187億円の黒字)に転落する見通しを示した。

　同時に、従来未定としていた今期の上期配当を20円(前年同期は30円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も30円実施する方針とした。年間配当は前期比10円減の50円に減配となる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の3.8％→-8.8％に急悪化した。

株探ニュース