ヤマハ発、公募増資と第三者割当増資で最大７６１億円を調達

　ヤマハ発動機は２日、公募増資と第三者割当増資で最大７６１億６７２万円（手取り概算）を調達すると発表した。

　公募増資で５５００万株を発行。発行価格は４月１３日から１６日までの間に決定し、申込期間は２０日から２３日のいずれかの日。第三者割当増資による株式売り出しは上限８２５万株。公募増資と第三者割当増資で、現在の発行済み株式数２億８６５０万７７８４株は最大３億４９７５万７７８４株に増加する。

　調達資金は、二輪車および船外機における燃費性能の向上を目指した次世代環境対応エンジン開発投資に３４７億円、インドや中国を中心とした新興国向け戦略的低価格二輪車の開発投資に１９３億円、電動二輪車や電動アシスト自転車の電動車両を機軸とする新モビリティーを追求した新原動力（スマートパワー）の開発投資に８０億円を充当。残額をその他の開発投資に充当する。調達資金の支出時期は、１０年度から１２年度の各年度に均等に振り分ける。

　２日終値は前日比１３円高の１３９８円。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社