河西工、今期経常を一転赤字に下方修正

　河西工業 <7256> が11月15日大引け後(16:00)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は33.2億円の赤字(前年同期は104億円の赤字)に赤字幅が縮小した。
　しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の10億円の黒字→76億円の赤字(前期は111億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益は42.7億円の赤字(前年同期は6.4億円の赤字)に赤字幅が拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は23.3億円の赤字(前年同期は65.1億円の赤字)に赤字幅が縮小し、売上営業損益率は前年同期の-29.5％→-7.8％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2022年３月期の通期連結業績予想につきましては、世界的な半導体不足や東南アジアでの新型コロナウイルス感染症拡大に伴うその他部品の調達難を原因とする主得意先の生産調整による減産影響に加え、原材料市況の高騰による影響等により、売上高及び各利益ともに前回予想値を下回る見込みのため、上記の通り通期連結業績予想を修正するものです。（注）上記の業績予想等につきましては、当社が現時点までに入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の　　　業績は今後の様々な要因によって上記予想と異なる可能性があります。