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明日の株式相場見通し=利益確定売りこなし堅調推移、売買代金4兆円の大商い評価
あす(31日)の東京株式市場は、4~9月期の決算発表に伴う企業業績の向上を期待する買いが継続することから、利益確定売りをこなしながら、日経平均株価は堅調な推移となりそうだ。結果が発表される日銀金融政策決定会合は、“現状維持”との見方が多く、株式相場への影響は軽微と想定される。
市場関係者からは「短期間での急ピッチな上昇に伴う高値警戒感からの利益確定売りと、好業績銘柄への積極買いが拮抗する地合いで、きょうの日経平均株価は前週末終値水準を挟んでの攻防となった。注目したいのは、東証1部の売買代金が4兆373億円と4兆円を上回り、16年2月12日以来、1年8カ月ぶりの大商いとなったことだ。外国人投資家が、時価総額の大きな主力銘柄を継続買いしていることが、売買代金増加の背景にある」との見方が出ていた。
30日の東京株式市場は高く始まったものの、高値警戒感から上値も重く、前場後半以降は値を消しマイナス圏に沈む場面もあった。ただ、下値も頑強で前週末終値近辺での往来が続いた。日経平均株価終値は、前週末比3円22銭高の2万2011円67銭と小幅ながら3日続伸した。
日程面では、家賃債務保証のCasa<7196.T>が東証2部に新規上場する。このほかに、黒田日銀総裁会見、10月の展望リポート、9月の鉱工業生産・完全失業率・家計調査・有効求人倍率・新設住宅着工戸数に注目。海外では、米連邦公開市場委員会(FOMC、1日まで)、ユーロ圏7~9月期のGDP、中国10月の製造業PMI、米10月の消費者信頼感指数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
市場関係者からは「短期間での急ピッチな上昇に伴う高値警戒感からの利益確定売りと、好業績銘柄への積極買いが拮抗する地合いで、きょうの日経平均株価は前週末終値水準を挟んでの攻防となった。注目したいのは、東証1部の売買代金が4兆373億円と4兆円を上回り、16年2月12日以来、1年8カ月ぶりの大商いとなったことだ。外国人投資家が、時価総額の大きな主力銘柄を継続買いしていることが、売買代金増加の背景にある」との見方が出ていた。
30日の東京株式市場は高く始まったものの、高値警戒感から上値も重く、前場後半以降は値を消しマイナス圏に沈む場面もあった。ただ、下値も頑強で前週末終値近辺での往来が続いた。日経平均株価終値は、前週末比3円22銭高の2万2011円67銭と小幅ながら3日続伸した。
日程面では、家賃債務保証のCasa<7196.T>が東証2部に新規上場する。このほかに、黒田日銀総裁会見、10月の展望リポート、9月の鉱工業生産・完全失業率・家計調査・有効求人倍率・新設住宅着工戸数に注目。海外では、米連邦公開市場委員会(FOMC、1日まで)、ユーロ圏7~9月期のGDP、中国10月の製造業PMI、米10月の消費者信頼感指数が焦点となる。(冨田康夫)
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