ヤマエＧＨＤ、今期経常を44％上方修正・2期ぶり最高益更新へ

　ヤマエグループホールディングス <7130> が2月10日大引け後(15:30)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比4.3倍の61.5億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の45億円→65億円(前期は19.2億円)に44.4％上方修正し、増益率が2.3倍→3.4倍に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の21.7億円→41.7億円(前年同期は22.7億円)に91.9％増額し、一転して83.8％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の38.3億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.3％→2.6％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2022年３月期通期連結業績予想につきまして、売上高は概ね計画通り推移することを見込んでおります。利益面につきましては、グループ全体で経費削減に取り組み、特に物流費を中心に固定費の削減及び配送の効率化による経費削減に取り組んだ結果、前回予想を上回る見込みです。　一方、10月に緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の解除による活動制限の緩和により、経済活動の回復の兆しがみられたものの新たな変異株の発生に伴う感染拡大により、当企業グループが属する経済環境は依然として先行き不透明な状況にあります。今後、開示すべき事項が発生した場合は、速やかに公表いたします。※上記の業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想値と異なる可能性があります。