近畿車、今期最終を一転21％増益に上方修正

　近畿車輛 <7122> が11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終損益は1.4億円の黒字(前年同期は2.6億円の赤字)に浮上し、従来の2億円の赤字予想から一転黒字で着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の2億円→8億円(前期は6.6億円)に4.0倍上方修正し、一転して20.8％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益は前年同期比29.5％減の6.5億円に減る計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結最終利益は前年同期比2.8倍の3.9億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の4.7％→5.8％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　・2022年３月期の通期連結業績予想の修正の理由　売上高につきましては順調に推移しており、前回発表予想通りを見込んでおります。営業利益につきましては米国子会社でのコスト増加により前回発表予想を下回る見込みですが、経常利益につきましては想定より円安が進んでいるため前回発表予想通りを見込んでおります。　また当期純利益につきましては、本日公表いたしました「特別利益(米国子会社の債務免除益)の計上に関するお知らせ」に記載のとおり、2022年３月期第３四半期連結会計期間（2021年10月1日～2021年12月31日）において特別利益(米国子会社の債務免除益)を計上する予定であるため、前回発表予想を上回る見込みとなりました。（注）本資料における業績予想については、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。