ＣＲＧＨＤ、今期経常を一転84％減益に下方修正

　ＣＲＧホールディングス <7041> [東証Ｇ] が8月14日大引け後(15:00)に決算を発表。23年9月期第3四半期累計(22年10月-23年6月)の連結経常利益は前年同期比66.9％減の1億3500万円に大きく落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の4億8000万円→7500万円(前期は4億6300万円)に84.4％下方修正し、一転して83.8％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常損益も従来予想の3億1000万円の黒字→9500万円の赤字(前年同期は1億4900万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(3Q)の連結経常損益は3500万円の赤字(前年同期は9400万円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の1.8％→-0.7％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2022年11月14日に公表した連結業績予想につきまして、製造請負事業及びその他事業は概ね計画通りに進捗しておりますが、主力の人材派遣紹介事業においては、製造・物流向け人材派遣は順調に推移している一方、コールセンター向け人材派遣では利益率の高いワクチン問い合わせ業務など新型コロナウィルス感染症関連案件などの特需が一服したことなど、業績予想作成当初に想定していた外部環境が大きく変化したことにより、派遣需要が縮小し売上高が減少する見通しとなりました。また、上記売上高の減少を主因とし、売上総利益が業績予想対比で約517百万円減少することが見込まれることから、通期連結業績予想値を修正することといたしました。