ニッチツ、今期経常を3倍上方修正、未定だった配当は10円減配

　ニッチツ <7021> [東証２] が3月19日大引け後(17:15)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の2000万円→6000万円(前期は1億6900万円)に3.0倍上方修正し、減益率が88.2％減→64.5％減に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の9000万円の赤字→1億1000万円の赤字(前期は4000万円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の8500万円の赤字→4500万円の赤字(前年同期は1億4900万円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

　同時に、従来未定としていた下期配当は見送る方針とした。年間配当は10円(前期は20円)となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　修正の理由　2021年３月期の通期の連結業績予想につきましては、ハイシリカ事業における業績上振れに加えて、上記特別利益及び特別損失を計上する見込みであること等を勘案し、2021年２月10日に公表いたしました業績予想を修正するものであります。

　修正の理由　2021年３月期の期末配当金につきましては、未定としておりましたが、上記業績予想の修正等を踏まえ、誠に遺憾ながら見送らせていただくことといたしました。　株主の皆様におかれましては、何卒事情をご理解の上、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。※上記の業績予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであります。実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。