リード、今期経常を2倍上方修正、配当も5円増額

　リード <6982> [東証Ｓ] が11月9日大引け後(15:30)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常損益(非連結)は8700万円の黒字(前年同期は1億5000万円の赤字)に浮上し、従来の4000万円の赤字予想から一転黒字で着地。
　併せて、通期の同損益を従来予想の6000万円の黒字→1億2000万円の黒字(前期は1億4200万円の赤字)に2.0倍上方修正した。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益は前年同期比4.1倍の3300万円に急拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の5円→10円(前期は5円)に大幅増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の経常損益は6300万円の黒字(前年同期は1億1000万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-18.2％→4.3％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社売上の９割を占める自動車用部品部門において、半導体供給不足の影響が、当初計画に比べ緩和され、受注が増加したことに加え、原材料価格や電気料高騰の影響があるものの、適正な価格転嫁対応の実現、人員配置の適正化や物流コストの削減等、生産性改善の効果を見込み、2022年５月13日に公表した2023年３月期通期業績予想を上記のとおり上方修正いたします。

　　当社は株主の皆様の利益を重要な経営課題と位置付けており、配当金につきましては、毎期の業績・財務状況等を勘案して決定することを方針とし、継続的かつ安定的な配当の実施に努めることとしております。従いまして、2023年３月期の配当予想につきましては、１株当たり５円としておりましたが、前述のとおり、通期業績予想を上方修正することから、１株当たり５円増額し、10円に修正いたします。　(注) 上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。