協栄産、上期経常を2.3倍上方修正、通期も増額

　協栄産業 <6973> が7月29日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比96.9％増の2.5億円に拡大した。
　併せて、4-9月期(上期)の同損益を従来予想の1.5億円の黒字→3.5億円の黒字(前年同期は1.5億円の赤字)に2.3倍上方修正した。
　上期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の5億円→7億円(前期は4.1億円)に40.0％上方修正し、増益率が20.5％増→68.7％増に拡大する見通しとなった。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の0.8％→1.3％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　２．業績予想修正の理由　第２四半期（累計）期間の連結業績予想につきましては、半導体デバイス事業において、デジタル化やネットワーク化の進展に伴い、自動車、工作機械、家電、スマートフォン向けの半導体デバイス品の需要が旺盛であること、産業機器システム事業において、主要顧客から加工装置・自動化システムの設備投資の受注が底堅く推移していることにより売上高の伸長が見込まれます。また、これらに伴い、営業利益、経常利益が増加する見込みです。また、前述の増益要因に加え、下記３に記載のとおり法人税等調整額△１億１千８百万円（△は益）を計上したことにより親会社株主に帰属する四半期純利益が予想値を上回る見込みとなりました。　また、通期の連結業績予想につきましては、第２四半期（累計）期間までの売上・各利益の増加を反映し、修正いたしました。　なお、配当予想につきましては、前回発表の１株につき中間配当20円、期末配当20円の予想に変更はございません。３．繰延税金資産の計上　当社の近年の業績動向を踏まえ、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討した結果、回収可能性のある部分について繰延税金資産を計上することとし、2022年３月期第１四半期（累計）期間において法人税等調整額△１億１千８百万円（△は益）を計上いたしました。　なお、回収可能性があると判断された金額は繰延税金負債の金額よりも少額であるため、相殺して表示した結果、繰延税金資産に計上しておりません。　上記の業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づいて作成しており、実際の業績は様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。