大真空、今期経常を一転69％減益に下方修正

　大真空 <6962> が2月6日大引け後(15:20)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の9.3億円→1.2億円(前期は3.8億円)に87.1％下方修正し、一転して68.5％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の13.8億円の黒字→5.7億円の黒字(前年同期は2億円の赤字)に58.6％減額した計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当連結会計年度におきまして、通信向けの販売は堅調に推移し、当社製品の価格是正の動きが下期以降に加速しているものの、米中貿易摩擦の影響などによりカーエレクトロニクスや産業機器マーケットが低調に推移したため、期初計画に対し売り上げがビハインドしています。また、売り上げの減少に伴い利益もビハインドし、期初予想を下回る見込みとなりましたので2020年3月期の連結業績予想数値を上記のとおり修正いたします。期初予想におきましては特別利益を見込んでおりませんでしたが、今回発表した予想数字には不動産の売却益などを特別利益として350百万円見込んでおります。なお、この特別利益は本日現在で確定しているものではございませんので、決定後速やかに東京証券取引所の開示基準に基づいて公表いたします。※上記の業績予想は、当社が現時点で入手可能な情報に基づいたものであり、実際の業績は今後様々な要因によって異なる可能性があります。なお、新型コロナウィルスの影響につきましては、合理的に算出することが困難なため、その影響は含まれておりません。