スタンレー電が一時９％高、ＬＥＤヘッドランプが牽引役となり第３四半期８％営業増益

　スタンレー電気<6923.T>が急反発して一時、前日比２７５円（９．１％）高の３２９５円まで買われ、上場来高値を更新している。３０日の取引終了後に発表した第３四半期累計（１６年４～１２月）連結決算が、売上高２８３８億７９００万円（前年同期比８．０％減）、営業利益２８８億３８００万円（同８．９％増）、純利益１９０億６０００万円（同１０．９％増）と営業増益となったことが好感されている。

　円高の影響で売上高は減収となったものの、自動車機器事業で好採算のＬＥＤヘッドランプの採用車種が増加したことが利益を押し上げた。また、コンポーネンツ事業で車載用ＬＥＤが増加したことも寄与した。

　なお、１７年３月期通期業績予想は、売上高３８００億円（前期比６．０％減）、営業利益４１５億円（同１２．８％増）、純利益２７５億円（同７．７％増）の従来予想を据え置いている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）