ケル、前期経常を11％上方修正、配当も3円増額

　ケル <6919> [ＪＱ] が4月26日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。18年3月期の連結経常利益を従来予想の8.7億円→9.6億円(前の期は8.5億円)に10.6％上方修正し、増益率が2.0％増→12.8％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2.9億円→3.8億円(前年同期は5億円)に31.0％増額し、減益率が40.8％減→22.5％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の33円→36円に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　工業機器市場、車載機器市場が好調に推移したこと、並びに海外子会社の業績も好調に推移した結果、売上高及び営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が計画を上回る見込みとなりましたので、上記の通り修正いたします。

　　当社の利益配分の方針は、株主の皆様への利益還元を重視し安定的な配当の維持に努めることに加え、連結業績に応じた配当を行うことを基本とし、配当額は連結配当性向40％以上を目標とております。　今回の業績予想の修正を踏まえ、平成30年３月期の期末配当は当初予想の１株につき17円から20円（３円増配）に修正いたします。※上記の予想は現時点において入手可能な情報に基づいており、実際の業績等は当社を取り巻く様々な要因により上記予想数値と異なる可能性があります。