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温度解析の技術系企業が材料物色で急騰、再評価期待が高まるのはこれからか
【事業内容】
工業用高温センサーの国内トップ企業。熱電対と測温抵抗体の双方を手掛け、1700℃の高温まで対応した製品を有するのが特長。民生用も手掛けるが、工場用途が中心のビジネスであるため顧客企業の設備投資動向に左右されやすいとみられる。
【業績面】
業績面においては11/11に中間決算を発表し、売上高は2.5%増収、営業利益は13.2%減益で着地した。主力の計測制御機器はコロナ禍で取引先の設備投資先送りの動きなどが影響したものの、体表面温度チェッカー等の民生用製品が補う形となった。一方で、センサ部門が安全監視用途や体表面温度発熱監視用途などに堅調で全セグメントで唯一大幅な増収増益となり業績貢献している。需要蒸発の鉄鋼や自動車など落ち込みが大きい分野での回復が強まってくると業績改善度合いは一気に高まってくることが予想される。
【株価動向】
株価は3/13安値986円からはコロナショック以前の水準まで回復し、以後保ち合い商状を続けていたが、足元では出来高が増加傾向で上値を試す動きが確認されていた。昨日、日刊工業新聞にワクチン搬送用の小型容器用測温抵抗体を米ファイザー向けに提案と取り上げられ、物色意欲が高まった。上ヒゲの陰線形成で終わったものの、燃料電池向けの評価試験装置やMEMS水素センサなど市場で話題性のある製品開発も徐々に評価が高まっていくとみられ、材料物色の今後に注目してみたい。
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