古野電気がＳ安、プレジャーボートの欧米向け減少を不安視

　古野電気＜6814.T＞がストップ高ウリ気配。同社は１５日の取引終了後、今１５年２月期第２四半期累計（３～８月）決算を発表。連結売上高４１５億１０００万円（前年同期比１２．１％増）、営業利益１４億７１００万円（同２．０倍）となった。通期については売上高は８４０億円（前期比１１．０％増）の従来予想を据え置いているが、営業利益は従来予想の２５億円から２２億円（同４７．４％増）へ下方修正している。
　舶用事業では、商船市場向けがアジアや欧州を中心に増加。漁業市場向けも好調に推移している。一方、プレジャーボート市場向けは、他社との競争が激化し、北米や欧州で減少しており、欧米の景気悪化で今後も苦戦が続くとの不安感があるようだ。

古野電気の株価は９時５９分現在８３７円（▼１５０円）ウリ気配

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）