アルチザが急反落、第３四半期業績減収減益を嫌気、期末に記念配実施は反応限定的

　アルチザネットワークス<6778.T>が急反落。４日の取引終了後に発表した１５年７月期第３四半期累計（８～４月）連結決算が、売上高２１億９２００万円（前年同期比７．１％減）、営業利益６億７４００万円（同８．６％減）、純利益３億８７００万円（同４４．４％減）と減収減益に終わったことが嫌気されている。ＬＴＥ－Ａｄｖａｎｃｅｄの研究開発用途向けテストソリューションの国内販売は前年同期で減少した一方、海外向けが大幅に増加したモバイルネットワークソリューションは伸長したが、ＩＰネットワークソリューションが低迷し、減収減益を余儀なくされた。
　また、あわせて、１５年７月期の期末一括配当について、従来予想の普通配当５円に加えて、東証２部市場への市場変更を記念して５円の記念配当を実施し、合計１０円（前期５円）にすると発表したが、これに対する市場の反応は限定的。なお、通期業績予想は、１日に上方修正を発表した通り、売上高２８億円（前期比４．１％増）、営業利益７億２５００万円（同２１．０％増）、純利益４億２０００万円（同４５．０％減）を見込む。

アルチザの株価は９時４３分現在８９２円（▼９４円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）