プラズマ続落、第３四半期営業利益大幅黒字転換で通期計画上回るも利益確定売り

　アドテック　プラズマ　テクノロジー<6668.T>が続落。前週末１１日の取引終了後に発表した１４年８月期第３四半期累計（１３年９月～１４年５月）連結決算は、売上高４１億５３００万円（前年同期比５０．０％増）、営業利益３億９５００万円（前年同期７７００万円の赤字）、純利益２億７９００万円（同４９００万円の赤字）と大幅黒字転換した。
　通期の売上高５０億５７００万円（前期比３５．１％増）、営業利益３億７８００万円（前期１億５９００万円の赤字）、純利益１億９０００万円（同８９００万円の赤字）を利益面で上回ったが、１０日に年初来高値１万７７００円をつけるなど、直近で上昇ぶりが目立っており、ひとまず材料出尽くし感から利益確定売りが出ているようだ。
　第３四半期はスマートフォンやタブレット端末の需要好調を背景とした設備投資の増加を受けて、半導体・液晶装置関連の電源装置の受注が増加した。また、研究機関・大学関連事業でも、研究機関向けの加速器用電源や医療機関向けの粒子線がん治療装置用電源などが堅調に推移し、業績を押し上げた。

プラズマの株価は９時１９分現在１万６１９０円（▼６１０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）