正興電、今期経常を27％下方修正

　正興電機製作所 <6653> が10月27日大引け後(16:00)に決算を発表。21年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比28.4％増の9億円に伸びた。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の20.5億円→15億円(前期は13.4億円)に26.8％下方修正し、増益率が52.2％増→11.4％増に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の13.2億円→7.7億円(前年同期は8.3億円)に41.6％減額し、一転して7.2％減益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比6.2％減の1.8億円に減り、売上営業利益率は前年同期の3.9％→3.6％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年12月期通期連結業績予想につきましては、環境エネルギー部門において計画に対し、公共分野の当期受注案件の売上が来期に集中していることや、一般産業向けの大口案件が減少したこと、また、家庭用蓄電システムが販売が低調となったことなどにより、前回発表予想に対し売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が減少する見通しであります。(注)　本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現時点において入手可能な情報に基づき　　　作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因により異なる可能性があります。