森尾電、前期経常を83％上方修正・15期ぶり最高益、配当も20円増額

　森尾電機 <6647> [東証２] が5月11日後場(14:00)に業績・配当修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の2億9000万円→5億3100万円(前の期は1億9700万円)に83.1％上方修正し、増益率が47.2％増→2.7倍に拡大し、15期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3億6000万円→6億0100万円(前年同期は9700万円)に66.9％増額し、増益率が3.7倍→6.2倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の30円→50円(前の期は30円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2020年３月期通期の業績予想につきまして、通勤電車及び新幹線向け電気機器の受注の増加や、高速道路及び一般道路向け標識車の需要の増加により、売上高が当初予想より大幅に増加しました。利益につきましては、生産性向上やコストの削減に努めた結果、営業利益、経常利益、当期純利益とも前回発表予想を上回る見通しとなりましたので、上表のとおり修正いたしました。

　　期末配当予想につきましては、当期業績予想の修正を受けて、今後の事業環境及び事業の継続的成長のための内部留保等を総合的に勘案した結果、前回予想値30円を修正して20円増配し、１株当たり50円に修正することといたしました。