第一精工が３日ぶり反発、スマホ向けコネクタ受注好調で１４年１２月期業績予想を上方修正

　第一精工<6640.T>が３日ぶりに反発。前週末８日の取引終了後、１４年１２月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の４３０億円から４５０億円（前期比８．７％増）へ、営業利益を同１４億円から１７億円（前期４３００万円）へ、純利益を同９億円から１０億円（同１２億３４００万円の赤字）へそれぞれ上方修正したことが好感されている。主にスマートフォンやパソコン向けコネクタの受注が好調に推移したことに加えて、国内稼働率の改善や固定費削減の効果が利益を押し上げたとしている。
　同時に発表した第２四半期累計（１～６月）決算は、売上高２１９億９３００万円（前年同期比１２．６％増）、営業利益８億２８００万円（前年同期１４００万円）、純利益３億４７００万円（同３２．４％減）となった。モバイル端末などの無線通信に用いられる超小型ＲＦ同軸コネクタがスマートフォンやタブレット端末向けを中心に引き続き好調を維持。また、車載用センサーをはじめとする自動車用電装部品や車載用コネクターも伸長し、売上高・営業利益を押し上げた。

第一精工の株価は９時５５分現在１７６３円（△８７円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）