【売り】第一精工：勝率65%の売りシグナル＋大きな上髭

要旨

ロボット関連の人気から16日は物色買いが広がりました。しかし過剰な価格上昇は統計的には売りが優勢な展開。短期的な調整を見込んで逆張り売りで攻めていきましょう。

第一精工株式会社とは？

電気機器製造業。精密部品および半導体製造装置の製造・販売を手掛ける。コネクター製品の大手。

最近のトピック

ロボット関連の株価高騰が目立っており、物色されている。第一精工では小型かつ安価なトルクセンサーを開発したとの報道があります。

どんな値動きをしているの？

6月に入ってから株価の上昇が目立っており、6月初めには1400円だった株価も、6月16日時点で1900円にまで上昇しています。その上昇率はおよそ40%。同16日には下窓をあけた大幅上昇となり、株価は前日比は約20%増となりました。

ここがポイント！

(1) 急激な株価の上昇
6月16日の株価の急騰はやや過剰。統計的にも短期的に調整に入る前兆です。
(2) 大きな上髭
6月16日に形成した大きな上髭は売りに有利。売り勢力が強まっていることが見て取れます。

まとめ

以上2つの理由より、ここは短期的な調整を期待して「逆張り売り」で攻めていきましょう。

留意点

統計的に優位ではあるものの、続投となる可能性があるためロスカットは必須です。また、詳しい売買手法に関しては次項を参照して頂ければ幸いです。

統計解析の結果の概要

利用した戦略：急騰銘柄逆張り売り
検証期間：2000年1月4日～2014年6月16日
取引回数：8365回
対象市場：東証一部、二部、マザーズ、JASDAQ
売買手法：寄成売り→引成買い
勝率：65%
勝ちトレード平均利益：+6.2%
負けトレード平均損失：-8.4%
平均損益率：+1.1%