第一精工が底堅さ発揮、ロボットベンチャー企業との資本提携が株価刺激

　第一精工<6640.T>は軟調展開も村田製作所<6981.T>やアルプス電気<6770.T>など他の電子部品株が軒並み急落するなかで底堅さが目立つ。

　同社は１５日、特殊機械装置やロボットの制御および機械システムを手掛ける研究開発型のベンチャー企業として、歩行リハビリ支援ロボットを国内外で販売するリーフ（福岡県北九州市）と資本提携契約を締結したことを発表、これが下値を支える材料となった。安倍政権では、成長戦略の一環としてＡＩの活用に伴うロボットイノベーションをロボット新戦略の中軸テーマに掲げており、伊勢志摩サミットを５月下旬に控え、同分野の提携やＭ＆Ａなどの動きに市場は再び敏感になっている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）