104円
ネクスグループのニュース
■ネクスグループ<6634>の業績動向
3. 財務状況と経営指標
2020年11月期第2四半期末の総資産は前期末比1,467百万円減少し、5,218百万円となった。内訳を見ると、流動資産が前期末に比べ793百万円減少した。これは、現金及び預金が348百万円減少、受取手形及び売掛金が319百万円減少、商品及び製品が102百万円減少、前渡金が119百万円減少したことなどによる。また、固定資産が前期末比673百万円減少した。これは、投資その他の資産が606百万円減少したことなどによる。
負債は4,091百万円となり、前期末に比べ358百万円減少した。主な要因は、未払費用が62百万円減少し、未払消費税が23百万減少、前受金が187百万円減少、賞与引当金が49百万円減少したことによる。また、純資産は、利益剰余金が917百万円減少、その他有価証券評価差額金が214百万円減少したことなどから、前期末比1,108百万円減少し、1,126百万円となった。
キャッシュ・フローの状況について見ると、2020年11月期第2四半期末の現金及び現金同等物は565百万円となり、前期末に比べ348百万円減少した。営業活動によるキャッシュ・フローは343百万円の支出となった。これは、資金の増加要因として売上債権の減少額302百万円、投資有価証券評価損204百万円があり、減少要因として税金等調整前四半期純損失832百万円があったことによるものである。投資活動によるキャッシュ・フローは209百万円の収入となった。これは、資金の増加要因として投資有価証券の売却による収入145百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入69百万円があったことによるものである。また、財務活動によるキャッシュ・フローは213百万円の支出となった。これは、主に資金の減少要因として長期借入金の返済による支出200百万円があったことによるものである。
経営指標を見ると、安全性を表す指標は、流動資産の減少の一方で、短期借入金の減少・長期借入金への借り換え、利益剰余金の減少などにより、流動比率、自己資本比率、有利子負債比率が前期末から悪化している。これらの財務状況については、ここ数期最終損失が続いているために、やや脆弱化しているようである。新型コロナウイルス感染拡大の影響が続くなかで、今後は同社の長年の中核事業であるIoT事業を中心として、各事業がシナジーを発揮して早期に黒字回復を果たし、財務状況の改善につなげることを期待する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田秀樹)
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3. 財務状況と経営指標
2020年11月期第2四半期末の総資産は前期末比1,467百万円減少し、5,218百万円となった。内訳を見ると、流動資産が前期末に比べ793百万円減少した。これは、現金及び預金が348百万円減少、受取手形及び売掛金が319百万円減少、商品及び製品が102百万円減少、前渡金が119百万円減少したことなどによる。また、固定資産が前期末比673百万円減少した。これは、投資その他の資産が606百万円減少したことなどによる。
負債は4,091百万円となり、前期末に比べ358百万円減少した。主な要因は、未払費用が62百万円減少し、未払消費税が23百万減少、前受金が187百万円減少、賞与引当金が49百万円減少したことによる。また、純資産は、利益剰余金が917百万円減少、その他有価証券評価差額金が214百万円減少したことなどから、前期末比1,108百万円減少し、1,126百万円となった。
キャッシュ・フローの状況について見ると、2020年11月期第2四半期末の現金及び現金同等物は565百万円となり、前期末に比べ348百万円減少した。営業活動によるキャッシュ・フローは343百万円の支出となった。これは、資金の増加要因として売上債権の減少額302百万円、投資有価証券評価損204百万円があり、減少要因として税金等調整前四半期純損失832百万円があったことによるものである。投資活動によるキャッシュ・フローは209百万円の収入となった。これは、資金の増加要因として投資有価証券の売却による収入145百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入69百万円があったことによるものである。また、財務活動によるキャッシュ・フローは213百万円の支出となった。これは、主に資金の減少要因として長期借入金の返済による支出200百万円があったことによるものである。
経営指標を見ると、安全性を表す指標は、流動資産の減少の一方で、短期借入金の減少・長期借入金への借り換え、利益剰余金の減少などにより、流動比率、自己資本比率、有利子負債比率が前期末から悪化している。これらの財務状況については、ここ数期最終損失が続いているために、やや脆弱化しているようである。新型コロナウイルス感染拡大の影響が続くなかで、今後は同社の長年の中核事業であるIoT事業を中心として、各事業がシナジーを発揮して早期に黒字回復を果たし、財務状況の改善につなげることを期待する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田秀樹)
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