セリオ、今期経常を15％上方修正・最高益予想を上乗せ

　ＳＥＲＩＯホールディングス <6567> [東証Ｍ] が4月13日大引け後(15:00)に決算を発表。21年5月期第3四半期累計(20年6月-21年2月)の連結経常利益は前年同期比4.4倍の2億9900万円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の2億7900万円→3億2000万円(前期は1億6700万円)に14.7％上方修正し、増益率が67.1％増→91.6％増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した12-5月期(下期)の連結経常利益も従来予想の4800万円→8900万円(前年同期は1億1800万円)に85.4％増額し、減益率が59.3％減→24.6％減に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である12-2月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比3.6倍の6800万円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.2％→3.4％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　連結業績の売上高につきましては、全ての事業セグメントにおいて前回予想より上回る見通しとなりました。特に就労支援事業での請負事業における業務領域拡大及び新規案件獲得が順調に推移しており想定を上回る見通しとなったことを勘案し、算出しております。　利益につきましては、増収効果に加え、経費コントロールが進み前回予想より上回る見通しとなりました。なお、持続的な成長を見据えた人材投資、セキュリティ強化のためのICT投資、保育士人材紹介、保育園・幼稚園等の園庭芝生化事業など新サービスの費用は計画通り費消しております。　なお、2021年５月期中の新型コロナウイルス感染症の影響は通期に及ぶものとみており、2020年10月15日に公表いたしました業績の前提条件に変更はありません。　これらを踏まえ、通期の連結業績予想を上記の通り修正いたしました。（注）本資料における業績予想については、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。