中北製、今期経常を28％下方修正、配当も15円減額

　中北製作所 <6496> [東証２] が12月29日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。22年5月期の経常利益(非連結)を従来予想の8億円→5.8億円(前期は9.8億円)に27.5％下方修正し、減益率が18.5％減→40.9％減に拡大する見通しとなった。
　同時に、6-11月期(上期)の経常利益も従来予想の3.4億円→2.8億円(前年同期は6.8億円)に15.3％下方修正し、減益率が50.4％減→58.0％減に拡大する見通しとなった。

　業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の100円→85円(前期は100円)に減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当第２四半期累計期間における業績予想につきましては、売上高は当初予想を若干上回る見込みでありますが、利益面に関しては、原材料価格の上昇に加え、舶用・陸用共に収益性が当初想定を下回っているため、営業利益、経常利益、四半期純利益は当初予想を下回る見込みであります。　また、通期における業績予想につきましては、売上高は当初予想通りの見込みでありますが、利益面に関しては、コストダウンの取組みに一層注力してまいりますが、下期においても、原材料価格上昇の影響、舶用・陸用共に収益性が当初想定を下回る厳しい状況が継続することが想定されるため、通期における業績予想につきましても下方修正いたしました。

　　当社は、株主の皆様への利益配分については、安定した配当を継続することを基本とし、当該期の業績や翌期の予想を斟酌し具体的配当額を決定することを基本方針としております。　また、内部留保資金については、事業環境の変化に積極的に対応し、更なる事業の発展を目指すための設備投資や財務体質の強化、安定した経営基盤の構築等を総合的に判断しながら活用する所存であります。　本方針に基づき、通期業績予想の修正等を総合的に勘案した結果、期末配当予想につきましても上記の通り修正いたしました。（注）上記の予想数値は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因により予想数値と異なる場合があります。