ＴＨＫ、今期最終を20％下方修正

　ＴＨＫ <6481> が11月11日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結最終損益は129億円の黒字(前年同期は34.9億円の赤字)に浮上して着地した。
　しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の250億円の黒字→200億円の黒字(前期は99.9億円の赤字)に20.0％下方修正した。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終損益も従来予想の174億円の黒字→124億円の黒字(前年同期は66.3億円の赤字)に28.6％減額した計算になる。

　同時に、今期の年間配当は引き続き未定とした。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結最終損益は53.9億円の黒字(前年同期は1.3億円の赤字)に浮上し、売上営業利益率は前年同期の0.8％→10.3％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　産業機器事業の国内外各地域における受注状況は好調に推移しているものの、世界的な物流事情や輸送運賃の上昇に加え鋼材価格の上昇、及び輸送機器事業における半導体などの部材不足による自動車の減産や鋼材価格の上昇などにより、売上収益、各利益項目について前回予想を下回る見込となりました。　なお、外国為替レートは下記を前提にしております。2021年10月1日～2021年12月31日　１米ドル 112.00円　１ユーロ　130.00円2021年1月1日～2021年9月30日　1米ドル 108.48円　1ユーロ　129.78円