ＴＰＲ、今期経常を57％上方修正

　ＴＰＲ <6463> が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比33.3％減の78億円に落ち込んだ。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の75億円→118億円(前期は164億円)に57.3％上方修正し、減益率が54.3％減→28.0％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の50.8億円→93.8億円(前年同期は89.5億円)に84.6％増額し、一転して4.8％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比26.6％増の53.8億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の8.3％→10.5％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　新型コロナウィルス感染症拡大に伴う影響は未だ不透明な状況が継続していますが、2021年3月期の通期連結業績予想につきまして、主に第３四半期における自動車生産の回復、および原価低減・経費削減等の合理化の継続推進による業績の上振れ等を反映し、上記のとおり上方修正いたします。※上記の予想は、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。