大同工は３日続落、２０年３厚期最終赤字転落を嫌気

　大同工業<6373.T>は３日続落している。１８日の取引終了後に発表した２０年３月期連結決算が、売上高４７５億１０００万円（前の期比０．１％減）、営業利益１１億６６００万円（同１９．０％減）、最終損益１９億２０００万円の赤字（前の期８億４４００万円の黒字）となり、最終赤字に転落したことが嫌気されている。

　欧州の補修市場向け二輪車用チェーンの受注が好調だったものの、四輪車用チェーンが国内や北米などで不調だった。また、鋼材価格などの高騰や新興国通貨の下落による輸入品コストの上昇及び為替差損発生の影響を受けたことに加えて、海外子会社の一部の固定資産について減損損失を計上したことなどが損益を悪化させた。なお、２１年３月期業績予想は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う影響を現時点で合理的に算定することが困難であるとして未定としている。

出所：MINKABU PRESS