小森、前期経常を一転2％増益に上方修正

　小森コーポレーション <6349> [東証Ｐ] が4月25日大引け後(15:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の45億円→67.5億円(前の期は66.1億円)に50.0％上方修正し、一転して2.1％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の25.1億円→47.6億円(前年同期は25.1億円)に89.4％増額し、増益率が0.1％増→89.6％増に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2024年3月期連結業績予想の修正理由は次の通りです。売上高は、想定為替レートより実績為替レートが円安で推移しており増収側の影響を受けましたが、複数の大型売上の遅延や中華圏の売上高が想定ほど伸びなかったことなどにより、前回予想より1.4％の減少となりました。営業利益については、為替が想定レートより円安で推移したこと、地域別売上高構成では業績予想より利益率の高い地域の構成比が高くなったこと、原価率の改善が業績予想より進んだこと、さらに売上高減少により出荷費などの販売管理費用が減少したこと、などの影響を受け、前回予想より47.0％増益となりました。経常利益については営業利益段階での増加に加えて、想定為替レートより実績為替レートが円安で推移し為替差益が発生したことなどの影響により前回予想より50.0％増益となっています。親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益段階での増加に加え、地域別利益の発生差異により税金費用が減少したことなどの影響を受け、前回発表予想から51.6％増益となる見通しです。※業績予想数値につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものです。実際の業績等は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。