化工機が３連騰、下水利用の水素スタンド開設報道を材料視

　三菱化工機＜6331.T＞が３連騰、一時前週末比３０円高の４７５円まで買い進まれた。１５日の日本経済新聞が、下水処理施設の汚泥から水素をつくり、燃料電池車（ＦＣＶ）に供給したり、燃料電池で発電したりする動きが出てきたと報じたことが材料視されている。三菱化工機は全国で初めて汚泥を原料とした水素スタンドを福岡市で３月に開設。メタウォーター＜9551.T＞は燃料電池による発電能力を８割増やす。国内の下水処理場の余剰エネルギーを使えば、ＦＣＶ２６０万台分の水素をつくれるとされる。都市に埋もれた「資源」の有効活用が進みそうだと伝えており、下水を活用した水素スタンドの普及を期待した買いが先行している。

化工機の株価は１１時９分現在４６４円（△１９円）
メタウォーターの株価は１１時９分現在２４０４円（△７５円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）