神鋼環境、今期経常を8％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も15円増額

　神鋼環境ソリューション <6299> [東証２] が3月17日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の48億円→52億円(前期は35.2億円)に8.3％上方修正し、増益率が36.0％増→47.4％増に拡大し、従来の9期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の40.2億円→44.2億円(前年同期は33.9億円)に9.9％増額し、増益率が18.6％増→30.3％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の45円→60円(前期は45円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　前回公表時に想定した見通しから更なる収益改善が見込まれ、また、懸念事項における費用発生が最小限に留まる見込みとなったこと等により、利益項目が前回予想を上回る見通しとなりました。

　当社は、継続的かつ安定的に株主の皆様へ利益還元を行うこととしつつ、業績の水準、財政状態、企業価値向上のための投資等の資金需要及び配当性向等を総合的に勘案し配当を行うことを基本方針としております。2021年３月期の期末配当予想につきましては、通期業績予想、及び、配当性向等を考慮し、前回予想から15円増配し、１株当たり60円に修正いたします。○継続して、新型コロナウイルス感染症拡大による影響に留意する必要があると考えており、今後の経営環境及び業績動向等を注視し、業績予想並びに配当予想の修正が必要と判断した場合には適時公表いたします。上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。